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6月29日 お元気な84歳

新潟でお会いしたのは(亡くなった)父の旧制高校で同じ弓道部だった同級生Kさんの奥様。父が入院していた施設にご夫妻でお見舞いに来てくださったりしたそうですが、私は父の葬儀で初めてお目にかかりました。それまで手紙のやりとりぐらいだった弓道部の方々が父の葬儀で参集し、父の出棺の時には弓道部歌だったかしら‥でお送りくださったのでした。哀愁をおびたメロデイで「もの悲しい歌ね。」と伯母たちが申しておりました。

その後、新潟へ<良寛を訪ねる旅>というのを弓道部の5人ですることになり、私もお誘いいただき、女性はその奥様と私の2人が参加。7名で二泊の旅行をしました。その時に最初に股関節に激痛を感じたのでした。その翌年も新潟へ皆で旅行。その後お具合の悪くなられた新潟のKさんのお見舞い、亡くなられた後に葬儀ではなく納骨の時にご親戚に混じって私もお参りさせていただきました。‥なので新潟へは4回出かけたことになります。その後、奥様は軽井沢に従姉妹の方達とこられて私が車でご案内したり浦和にお友達と来られた時にご一緒にお食事したり‥という感じのおつきあい。小さな字でビッシリ書いたお葉書をくださるので私も一所懸命お返事を書いた時期もありました。

今は84歳になられたのだそうですがお元気です〜。朝食はバイキングでしたが沢山取って来られて「残すのじゃないかしら?」と思って見ていたら、きれいに平らげちゃって、お昼も〇〇定食みたいにシッカリ召し上がるのでした。最近私は夜中にトイレに起きたりもするし友達と旅行する時も別々の部屋にしているのですが、今回は宿でのお部屋もご一緒。でも横になったとたんスヤスヤ寝息が聴こえて来て「すごい〜」と思いました。宿についてすぐにお布団敷いてもらって30分ほどお昼寝みたいにしちゃったので私はちょっと寝付けなかったのです。

それに夜中に私がトイレに起きて襖を開けたりトイレに行って水が流れる音がしたりしても寝息は同じでスースー気持ち良さそうに寝ていて羨ましいぐらいでした。5時頃に一度トイレに起きられた時に私は目が覚めちゃいましたから。それでまた7時半ぐらいまで寝ておいででしたので、私は6時半頃にそっと起きて朝風呂に行ったのだけれど全然気がつかなくて起きて来られてから「○子さん、お風呂に行って来たら?」と言われちゃったぐらいなのでした。

お友達が次々亡くなられたり、同じ世代の方々は「外に出るのがコワい。」とおっしゃって一緒に出かけることも少なくなったので「若いお友達がいるって嬉しい。」とのことで、地元の方にも「お友達の〇〇さん」と私のことをご紹介くださって。「どういうお友達?」と聞かれたりしました。私も還暦になって「若いお友達」と言われるとなんだかくすぐったい気がしますが、確かにお年召してこられると、あれだけ元気で一緒に出歩ける人って限られてくるだろうと思います。

転ばれて足を悪くされてリハビリでかなり良くなられたのだそうですが杖はついていらっしゃいました。私はお世話をすることが出来ないのが気がかりでしたが佐渡に渡るときにも若い男性を見かけては「すみません、ちょっと持っていただけますか?」と上手に御願いして、親切な方々が座席まで荷物を運んでくださったり‥でした。私は自分のことで精一杯なのがちょっと不甲斐ない気がしました。やはり足はもう少し良くしてもうちょっと何とか‥と思いました。84歳にしてあれだけお元気に人生楽しまれているのを見ると心強い気がしました。是非とも見習いたいものです。

佐渡は地元の方に車でご案内いただきましたが、「私はここは見ているから○子さんお一人で見ていらっしゃい。」みたいなことで半分ぐらいは一人で車を降りてみたりしてきました。佐渡歴史伝承館という所の売店、私は一人で見たので急いで車に戻ったので素通りしたのでしたけれど、北朝鮮に拉致されていた曽我さんのご主人様がお土産やさんで働いているそうです。「人生で今が一番幸せです。」と書かれた(英語の)色紙が柱に貼られていました。拉致問題が起きたのは、私たちが泊まった宿のすぐ近くだそうで、佐渡汽船のロビーでは拉致された方々の写真展をしていました。考えるとやるせない気がいたします。

佐渡でも色々感じるところが多かったのですが、やっぱり書ききれません〜。

だいじょうぶ!
by sky-lavender | 2012-06-29 14:47
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